マイナンバーを確実に破棄、世界最小細断シュレッダー「極美」シリーズ

制度・ビジネスチャンス コラム

サカエで代表取締役社長を務める松本弘一氏
サカエで代表取締役社長を務める松本弘一氏 全 4 枚 拡大写真
 特定個人情報保護委員会が公布の「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」によると、「個人番号の削除、機器及び電子媒体等の廃棄」の手法として、「特定個人情報等が記載された書類等を廃棄する場合、焼却又は溶解等の復元不可能な手段を採用する」とある。しかし、今の時代に書類を焼却するのは難しいし、破棄のたびに溶解業者に依頼するのは、中小企業にとっては負担が大きい。

 機密性の高い書類を破棄するとなれば、一番身近な方法はシュレッダーだろう。しかし、果たしてシュレッダーとは“復元不可能な手段”なのか? それを本気で考えた企業がある。かつてシュレッダーが木製だった昭和51年から、OEMで開発・製造を手掛けてきた株式会社サカエ。その自社ブランド製品として、15年4月に発表された「極美」シリーズが世界最小サイズの細断を実現したというので、機密性について代表取締役社長を務める松本弘一氏に話を聞いてきた。

■目指したのは世界最高レベルのセキュリティ

 サカエでは2013年7月に、自社ブランドのシュレッダー「Shred GEAR」を発売。以降、製品を展開するにあたって“シュレッダーの本質”とは何かを追い続けてきたという。長年シュレッダーは一度に何枚を細断できるか、その作業効率を競い合っていた。しかし、コンピューターによる分析技術が進む中で、その進化の方向性は正しいものと言えるのか。本来の機密処理という部分では、シュレッダーはほとんど進歩していないと、松本氏は感じていたという。

 一方で世界を見てみると、ドイツでは日本のJISにあたる「DIN規格」で、シュレッダーのセキュリティレベルが7段階にランク付けされていた。このうち、一番セキュリティレベルが高いとされるのが、細断サイズ1mm×5mmという規格。しかし、国内を見渡してみると、一般的な企業が使っているシュレッダーには、同規格におけるレベル4以下の製品も多かった。

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《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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