食と安全が生んだエームサービスの健康経営

IT業務効率 コラム

エームサービス 品質管理本部 MD企画室の宮田佳泉室長
エームサービス 品質管理本部 MD企画室の宮田佳泉室長 全 2 枚 拡大写真
 企業や病院などへの給食事業を中心に、食育や健康経営などにも取り組むエームサービス。元々は1976年に三井物産が新社屋の社員食堂を作る際、自ら事業を展開しようと立ち上げた会社だが、今では1日約120万食を提供する業界有数の規模にまで成長した。

 そんな同社では安全安心な食事を提供するために、社内で様々な取り組みを行っているという。それは会社の健康経営にも貢献しているというが、一体どんな内容なのか? 品質管理本部 IDSセンター MD企画室の宮田佳泉室長に話を伺った。

■社員同士で健康状態を毎朝チェック

 エームサービスでは安全安心な食の提供にあたり、従業員自体が健康で病気にかからないことを大前提にしているという。そこで行っている施策の一つが、全社をあげて行っている「健康チェックシート」だ。

 「これは毎朝出社した際に、自身や家族の健康状態を申告するためのもので、発熱や腹痛など体調に関する13項目について確認し、不具合があれば上司もその状況を把握することができるんです。このチェックシートには自身の体調を申告するということだけではなく、第三者と相互確認を行なうため、同じ職場で働く仲間の体調(健康)を意識する、あるいは体調の変化に気づくという効果があります。」

 これは、第一にお客様のことを思ってのことだが、実は社内でのコミュニケーション促進にも役立っている。

「チェックシートに体調不良が記載されていれば、『何か調子が悪いの?』と話が広がりますよね。さらに、会話が膨らんでいくことで、日々の社員の体調変化を上役が知るための重要な機会にもなっているんです」

 日本人は無理してでも働くのが美徳とされる傾向にあるが、家族の体調不良などを隠さず申告してもらうためにも、このチェックシートが役に立っているという。コミュニケーションが促進されることで、ストレス改善にも一役を担っているようだ。

 チェックシートは正社員からパート社員まで、エームサービスに属する約2万5000人の全従業員間で必ず実施されているという。その他にも、月に1回の腸内検査など、様々な取り組みが行われているようだ。

「近日中に、当社が開発し生活習慣予防効果が確認できたヘルシーメニューのお弁当タイプを社内売店で販売する予定です。社内での食に関する健康経営の取り組みを更に進めていきたいですね。」

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《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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