従来よりも的確な現場把握と指示が送れる遠隔作業支援の新技術

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作業員をパノラマ合成された画像の中に3次元モデルとして仮想的に描画。遠隔支援者が3次元画像に対して出した指示はリアルタイムなAR情報として作業員に伝達(画像はプレスリリースより)
作業員をパノラマ合成された画像の中に3次元モデルとして仮想的に描画。遠隔支援者が3次元画像に対して出した指示はリアルタイムなAR情報として作業員に伝達(画像はプレスリリースより) 全 4 枚 拡大写真
 富士通研究所は17日、作業者に対して的確な遠隔支援を行える3次元パノラマ画像とAR技術を組み合わせた新技術を開発した。

 従来、作業者側のカメラ映像をもとに行われていた遠隔支援では、映像のブレや、限られた視野のため現場の状況を掴みにくいという課題があった。しかし同技術では、作業者側が撮影した映像を元に3次元パノラマ合成画面を生成し、AR技術と組み合わせることで全方位の画像を遠隔支援者側に送ることができる。

 遠隔支援者側は、3次元パノラマ合成画像から作業者の位置や向きを把握し、AR情報として的確な指示を作業者側に送ることができ、作業者側もAR情報により、どこをどう作業するかを把握できる。

 同技術を用いることで、作業者は遠隔支援者の的確なサポートを受けることができるため、経験不足の作業者でも作業範囲を拡大できる。また、現場作業が難しくなった熟練者のスキルを有効活用することで、人材活用の自由度も向上する。

 今後は開発した技術を実際の設備点検やメンテナンス現場で検証し、2016年度中の実用化を目指す。また作業現場だけでなく、物流や建設、小売りなどさまざまなシーンにも適用していくという。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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