NEDOや清水建設ら、米国でZEB実証試験。省・創エネ技術導入で消費電力半減が目標

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NEDOや清水建設ら、米国でZEB実証試験
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、清水建設、シミズ・ノース・アメリカの3者は23日、ニューヨーク州立工科大学と共同で、同大学構内のビルに日本の省エネルギー・創エネルギー技術を導入し、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の実現に向けた実証試験を開始したと発表した。標準的なビルと比較して消費電力の半減を目指す。
 さらに今後、日本の技術を米国で普及させるとともに、欧州やアジアなど世界にも展開していく考えだ。
 米国は2030年までにすべての新築業務ビル、50年までにすべての業務ビルでエネルギー消費量を正味ゼロにする目標を設定。09年11月には日米クリーンエネルギー行動計画が両国で合意され、省エネビル分野で日米共同の実証事業を検討することが掲げられた。
 NEDOは13年9月に同大と共同で省エネビルの実証事業を進める基本協定を締結。同大が15年に建設したZEN(ゼロ・エネルギー・ナノテクノロジー)ビルを対象に、ZEB実現に向けた技術や機器、システム構築の検討を進めてきた。
 NEDOから実証事業を受託した清水建設とシミズ・ノース・アメリカは、ZENビルに、▽設備や環境を統合的に監視・制御するシステム「シミズ・スマートBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)」▽施設内の人の位置情報を取得・応用するシステム「RFID(非接触型自動認識技術)を用いた位置情報システム」▽自然光を屋内に採り入れる照明システム「グラデーションブラインド」▽燃料電池システム▽太陽光発電システム-など日本の省エネ・創エネ技術を組み込んだ。
 自然と人間の行動に合わせたきめ細かな制御技術を活用。標準的なビルの消費電力に対し、約54%相当の省エネ・創エネ効果を目指す。22日(現地時間)に運転開始式が行われた。

NEDO、清水建設ら/米国でZEB実証試験/省・創エネ技術導入、消費電力半減目標

《日刊建設工業新聞》

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