岸和田旧港地区周辺の魅力づくり構想、にぎわいづくりへ

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大阪府岸和田市でまちづくり構想案まとまる
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 大阪府岸和田市は、大型商業施設やマンションが立地する旧港地区(港緑町)と漁業関連施設などが集まる阪南1区北東部(地蔵浜町)を対象にしたまちづくり構想案をまとめた。臨海部の拠点として両地区の連携を強化し、市全体の活性化につなげるのが目的。未利用地にホテルやスポーツ・レクリエーション施設を誘致し、阪南1区に漁業者との交流の場を設置するなどにぎわいを創出する。6月1日まで市民意見を募集する。
 旧港地区は97年3月以降、大型商業施設(岸和田カンカン)や浪切ホールが相次ぎ完成し、マンションも立地するなど交流・集客拠点として大きく発展。ところが近年は周辺に類似の大型商業施設の開業が相次ぎ、10年以降はスポーツ施設や商業施設の核テナントが撤退し、来客数が減少傾向にある。そこで阪南1区を合わせた総合的な構想を策定し、一体的に土地利用を誘導することにした。
 市が策定したのは「岸和田旧港地区周辺の魅力づくり構想(案)」。対象面積は約42ヘクタール。計画期間は16年度から22年度までの7年間。旧港地区ではスポーツ施設の跡地利用や宿泊機能が未導入など当初の目標を達成しておらず、構想を実現することで市全体に活性化の波及効果を図る。市がリーティング役を担い、国や府、岸和田商工会議所などと連携してまちづくりを進める。
 基本コンセプトは「豊富な資源を生かした“にぎわいが持続・発展する魅力ある交流拠点”を実現!」。地区内を〈1〉業務〈2〉商業・業務〈3〉都市型居住〈4〉スポーツ・レクリエーション〈5〉文化・交流〈6〉連携業務〈7〉漁業振興〈8〉物流-の8ゾーンに分割した。
 大阪臨海線沿いの業務ゾーンは生活利便施設など都市型住居に付帯するサービス機能の充実を図り、海側のスポーツ・レクリエーションゾーンと浪切ホールが立地する文化・交流ゾーンは、重点プロジェクトとして親水空間を利用したスポーツ・レクリエーション施設や国際競技場の立地に加え、ホテル機能の誘致を目指す。
 阪南1区の連携業務ゾーンは、隣接するゾーンと連携する機能を導入して地区の活性化と高度化を図り、漁業振興ゾーンは漁業関連施設を充実させる。阪南1区では大阪府鰮(いわし)巾着網漁協が「地蔵浜みなとマルシェ」を開くなどにぎわいを見せており、未活用地に水産業者や漁業者、消費者の交流の場を提供して日常的なにぎわいを創出する。

大阪府岸和田市/旧港地区・阪南1区東北部の魅力づくり構想案策定/臨海部活性化狙う

《日刊建設工業新聞》

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