~ITで強い商店街を作る:3~今どきの商店街のO2O戦略

IT業務効率 コラム

店舗側に設置する手のひらサイズのBeacon端末。スマホが反応する範囲も設定できる
店舗側に設置する手のひらサイズのBeacon端末。スマホが反応する範囲も設定できる 全 2 枚 拡大写真
【記事のポイント】
▼ポイントカード×スマホにエンタメ性をプラス
▼今ポイントシステムに利用するならBeacon
▼長期的な視野でチラシに勝るコストパフォーマンス

■買い物客にリーチするPR戦略を

 オンラインで捕まえた顧客をオフライン(店舗)へと誘導する。いわゆるO2O戦略だが、これに取り組む商店街が最近あらわれている。きっかけとなったのは、インバウンド対策の一環として取り組まれているWi-Fi環境の整備。そこから付加価値を持たせるために、商店街独自アプリの提供が注目されている。

 では、そもそもO2Oとは一体何なのか。元をたどれば新聞の折り込みチラシではリーチしなくなった若者層に、それに代わる手段としてITを利用したことにある。ガラケー時代には単なるWebサイトだったものが、スマホ時代には店舗の独自アプリへと変化。これはスマホの利用統計的に、ユーザーの約7割が情報収集にあたり、Webではなくアプリを利用しているからだ。今ではそこにどういう機能を持たせるかが、集客を大きく左右させている。

 小売店におけるO2O戦略のひとつが、アプリへのポイントカード機能の搭載だ。それに加えて、チラシやセール情報、クーポンなどをスマホに発信する。注目させたい情報は画面上にポップアップ表示させられるので、メールマガジンなどに比べると、開封率はおよそ10倍は高いと言われる。

 そこにエンターテイメント性を持たせることが、最近のトレンドだ。例えば、簡単なミニゲームを用意して、その結果によってポイント率を変化させる。こうすることで、ユーザーは毎日情報をチェックしてくれるようになるわけだ。来店したらポイント2倍というように、ユーザーの行動を誘導することもできる。

■スマホのポイント機能はBeaconで

 小売店でのポイント付与ではQRコードの撮影、Felica(ICカード機能)の利用、表示したバーコードのスキャンなど、数々の方法が利用されている。では、その中でも今使うべきものは何なのか? O2Oのソリューション開発を進めるとともに、セミナーなども展開しているiRidge セールス&マーケティンググループ シニアマネージャーの渡辺智也氏によると、それはBeaconだという。

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《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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