【3Dプリンターと製造業:5】ものづくり補助金で選ばれる事業とは?

制度・ビジネスチャンス コラム

キーエンスが販売する業務用3Dプリンター「アジリスタ」。同社のサイトでも補助金活用の参考資料を提供している
キーエンスが販売する業務用3Dプリンター「アジリスタ」。同社のサイトでも補助金活用の参考資料を提供している 全 2 枚 拡大写真
▼採択には「革新性」と「実現可能性」が重要
▼独自の技術を持つことが採択でも強みとなる


■「3Dプリンター×何か」のビジョン提起する事業計画が必要

 12年度から始まった「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金)」で、3Dプリンターを使った事業の採択が増えている。

 国内外のニーズに対応したサービスやものづくりの新事業を創出するため、革新的なサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善を行う中小企業や小規模事業者の設備投資などを支援するものづくり補助金。では、3Dプリンターを使った事業で採択を目指す場合、どのように計画し、補助金を活用すれば良いのだろうか。

「ものづくり補助金では、一昨年から3Dプリンターを活用した事業が多数採択されるようになりましたが、現在の傾向としては、事業計画に突出したものがないと厳しくなっています」

 このように語るのは、助成金や補助金に詳しい経営コンサルタントの島本聡さん。ちなみに、審査においては基本ではあるが、3Dプリンターの利用が事業にどのようなメリットをもたらすかが、やはり最重視されるという。

「先進的な技術を導入して会社のプロモーションを促進するといった、3Dプリンターの本質的な部分と無関係な内容では採択されるのは難しいといえます。3Dプリンターでどういった既存の事業とサービスを発展させるのかという、『3Dプリンター×何か』のビジョン提起が、ものづくり補助金の審査では最重要ですね」

  1. 1
  2. 2
  3. 続きを読む

《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

編集部おすすめ

特集

PCサイトを見る