【社歌コン 応募社の横顔:11】地域交流に社歌ダンスを!-新潟のJA

人材 コラム

「なんかん育ち」のブランドで農作物を提供。販促イベントでは歌がBGMに流れ、名前を広めるきっかけになっている
「なんかん育ち」のブランドで農作物を提供。販促イベントでは歌がBGMに流れ、名前を広めるきっかけになっている 全 3 枚 拡大写真
 HANJO HANJOでは会社のコミュニケーションを盛り上げるものとして、社歌に注目してきました。現在、開催中の「中小企業 社歌コンテスト」では、企業の想いが詰まった社歌が主役の動画を募集しています。応募企業では早くも社歌の制作を通じて、従業員や関係者の間に一体感が生まれているようです。

■キャラクター×テーマソングで地域をPR

 組織の垣根を超えた、あるいは地域の人々とのコミュニケーションが歌を通して生まれることがあります。今回紹介するのは、そんな役目を社歌が果たしたエピソードです。

 新潟県三条市で事業を展開する「JAにいがた南蒲」では2011年の夏、東日本大震災を受けてクールビズに取り組みました。このとき、職員が身につけていたTシャツやポロシャツには、あるキャラクターが描かれていたといいます。名前は「なんかん育ち」。地元の農産物をPRしようと、職員の一人が作ったものです。

 その後、ゆるキャラブームに合わせて着ぐるみを作るなどして、「なんかん育ち」の名は徐々に広がっていきます。2015年にはキャラクターを含む、南蒲原エリア全体のテーマソングとして「なんかん育ちのテーマ」が完成しました。作詞作曲を手がけた歌手の吉田睦さんは、実はプロジェクトを担当してきた広報戦略室のメンバーで、歌を作るのは自然な流れだったようです。

 とはいえ、JAという硬派なイメージのある組織のこと、キャラクターTシャツやテーマソングといった取り組みは、当初なかなか受け入れられなかったといいます。そんな状況を変えるきっかけになったのが、歌に合わせて作られたダンスでした。

■ダンスを通した地域交流、職員のチームワークを育む

 テーマソングに合わせて、着ぐるみやJA職員がダンスを踊る。この取り組みにまっ先に反応したのが保育園でした。「子供たちの前でダンスを踊ってほしい」。その要望に職員が応えるうちに、問い合わせは徐々に数を増やしていきます。そのため、2016年だけで10回以上、職員は管内にある保育園を訪問したとのこと。現場ではクイズや紙芝居なども催され、これを通して食育を行うよい機会となっています。

 今では、管内で開かれる収穫祭といった集会では、どの地区からもダンスのリクエストが入るようになりました。昨年7月にオープンした直売所でも曲が流れ、「なんかん育ち」の名前を広めるとともに、JAをより身近に感じさせる存在となっているといいます。

 さらに、プロジェクトの存在は、職員の間に新たなチームワークを作り出しました。広報戦略室の小師達也さんによると、職員がダンスを踊るようになってから、困った時には部署の枠組みを越えて協力する雰囲気が生まれているようです。

「例えば、食育の取り組みは営農経済部の担当案件なのですが、人手が足りない時は、別部署の職員が応援に駆け付けることもあります。何よりも職員がダンスを通じた交流を楽しんでいるので、こういうムードが生まれたのではないでしょうか」

 歌に踊りを加えることで、誰もが参加して楽しめるコンテンツになる。交流を深めるツールとして社歌を利用するときには、ダンスというアプローチも有効な手段となりそうです。

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《HANJO HANJO編集部》

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