イチゴ輸出にCAコンテナ、船便で鮮度保持しながら輸送コスト大幅減

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JA全農は香港で24日から開くフェアへ向けて、約4700パック(1パック平均約200グラム)をCAコンテナで発送
JA全農は香港で24日から開くフェアへ向けて、約4700パック(1パック平均約200グラム)をCAコンテナで発送 全 1 枚 拡大写真
 JA全農は、香港にイチゴを船便で輸出する可能性を探るため、24日から現地で開くフェアへ向けて約4700パック(1パック平均約200グラム)を発送した。温度や酸素濃度などを調節でき、果実の呼吸を抑えるCA(大気調整)コンテナを使い、鮮度を損なわないようにしながら輸送コストの大幅減を目指す。現地到着後、果実の硬さや外観などを確認するとともに、フェアで需要動向も調査する。
10産地10品種 香港で24日から販促
 全国の10の産地から、10品種をCAコンテナに積んで出発した。取引先の輸入会社で24日に販売するのを皮切りに、同社が展開する小売店でも26日までの期間中、試食を絡めて日本産イチゴのPR販売をする計画。船便による輸送は航空便に比べ輸送費を大幅に抑えられる。

 全農は、今後輸出が増えると見込む重点品目にイチゴ、ブドウ、桃、柿などを設定している。今回の香港でのフェアは昨秋実施した柿に次ぐ第2弾となる。

 CAコンテナへの積み込みを前に、埼玉県戸田市にある全農青果センターで13日、職員らが品物を確認した。サンプルとして一部を神奈川県平塚市にある営農・技術センターに持ち込み、イチゴの硬さや糖度などを分析。香港では、韓国産や米国産のイチゴが販売されており、食べ比べなどを通じて買い物客らの好みを見る企画も検討している。

 併せて、小売店のバイヤーらからもニーズを聞き取るなどして、日本産イチゴの販売可能性の高い品種などを把握する予定。こうした情報を産地に提供し、今後のイチゴの輸出戦略に反映させていく考えだ。

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《日本農業新聞》

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