日本酒の名産地、イメージ断トツの県は?

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日本酒の名産地だと思う都道府県
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 日本酒の名産地は新潟県とイメージする人が最も多いことが、酒文化研究所の調べで分かった。「さっぱりと切れ口のある味わいや銘柄名に『越』を冠した酒が豊富など、産地の印象に統一感がある」と同研究所は要因を分析する。一方、有名な銘柄を抱えながら、その産地が何県にあるのかが必ずしも結び付いていない実態も浮き彫りとなった。

 日本酒の名産地だと思う都道府県を尋ねる設問(三つまで回答)で、新潟県を挙げる回答がトップの61%だった。2位は兵庫県の33%。製造量が全国最多で有名銘柄を多く抱えるが、産地の印象では新潟に水をあけられた。3位は秋田県で29%だった。

 上位には、戦前から酒の主産地だった兵庫や京都、広島を除くと、東北と北陸の各県が並んだ。「雪国は産地イメージが高くなる」と同研究所はみる。

 個別の銘柄では、「獺祭」(山口)を挙げる回答が6と最多で、「菊正宗」(兵庫)、「天狗舞」(石川)、「浦霞」(宮城)などが4で続いた。山口の産地イメージは12位となるなど、人気銘柄を有する県と、産地ランキングが必ずしも一致しなかった。

 日本酒はメーカーが主に銘柄や製法を重視するマーケティングを進めているが、「地酒の中にはどこの県で造られたものか知られていないケースが多い」(同)という。

 近年の輸出拡大に伴い、日本酒の国際化が進む中で、ワインのように原産地を前面に打ち出すことが有利販売の鍵とみる傾向が強まっている。

 調査はそうした産地イメージがどの程度、浸透しているかを調べるために行った。2月中旬に酒の愛好家でなる同研究所のモニター163人から回答を得た。

日本酒の名産地 思い浮かべるのは・・・新潟県が断トツ 味、銘柄名の統一感奏功

《日本農業新聞》

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