広島県尾道市の支所庁舎、歴史・風土を反映した設計とは?

制度・ビジネスチャンス ニュース

広場の一部に五角錘(すい)の山型架構の特徴的な屋根を架けた支所とし、広場全体が支所へのアプローチとすることで、自然と人が集まる心のよりどころとなる支所を目指す
広場の一部に五角錘(すい)の山型架構の特徴的な屋根を架けた支所とし、広場全体が支所へのアプローチとすることで、自然と人が集まる心のよりどころとなる支所を目指す 全 1 枚 拡大写真
 広島県尾道市は、「尾道市御調支所庁舎建設基本・実施設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで一級建築士事務所大西麻貴+百田有希/o+hを最優秀提案者に選定した。近く委託契約する。履行期間は18年2月28日まで。次点は川島真由美建築デザイン+モリリエケンチク&デザイン。
 プロポーザルには19者が参加表明し1次審査で5者を選定した。▽御調の歴史・風土を踏まえ、景観に配慮し、人を引き付ける魅力を持った建築デザインと敷地の活用▽ライフサイクルコストの縮減、防災対策-をテーマに技術提案を求め、公開プレゼンテーション・ヒアリングなど2次審査を行い、1次審査と2次審査の合計得点で最優秀提案者を選定した。
 最優秀提案は、御調の日々と暮らしをサポートする場として、目的がなくても皆が立ち寄りたくなる情報と文化の広場としての支所「みつぎ広場~町の情報と文化の拠点~」を提案。広場の一部に五角錘(すい)の山型架構の特徴的な屋根を架けた支所とし、広場全体が支所へのアプローチとすることで、自然と人が集まる心のよりどころとなる支所を目指す。
 支所は、10メートル超の無柱空間となるロビー・事務所を確保し、五角錘の山型架構で屋根を構成。スラストに伴って生じる引っ張り力に対して、梁と接合部を適切に設計することで在来工法で施工可能な計画とし、施工性・経済性に配慮。構造は木造、合板耐震壁を採用する。
 老朽化した現御調支所(御調町市)を現在地で建て替える。計画規模はW造平屋300平方メートル程度。今後、基本・実施設計を進め18年度に工事着手。19年度に現庁舎を解体し、駐車場を整備する。概算事業費は1億4800万円。

広島県尾道市/御調支所庁舎設計/大西麻貴+百田有希/o+hに

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめ

特集

PCサイトを見る