「童謡文化賞」童謡の町づくりを評価/福島県・広野町が受賞

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福島県・広野町が受賞
2017年童謡文化賞

 日本童謡協会は6月30日、都内で第47回日本童謡賞と2017年童謡文化賞の贈呈式を行った。
 日本童謡賞は子どもの歌の振興を図るために制定され、優れた作品とその作者に贈られる。今年は該当者なしで、同・新人賞に大楠翠「おにいちゃんの紙飛行機」(銀の鈴社)が選ばれた。
 大楠氏にとって初めての詩集で、表題にもなった「おにいちゃんの紙飛行機」は、おにいちゃんが折る紙飛行機と自分が折る紙飛行機の違いに視点に当て、ほどいて確かめたいという子どもの気持ちを歌った。
 大楠氏は「詩作は自分と向き合う作業でときに苦しみもあるが、完成したときの喜びは何者にも代えがたい。これからも詩を好きな気持ちを大切に、日常の何気ない出来事から、読者の気持ちが温まる詩を作れたら」と喜びを語った。
 このほか、同・特別賞は、岡山県を中心に地域童謡文化の普及振興に努める「とっくんこの会」、童謡・唱歌による日本語の美しさを表現する活動を行う「ことのみ児童合唱団」、心のふるさと杉並「童謡・唱歌」まつりを企画する「NPO杉並文化村」に贈られた。
 また、東京書籍の協賛で、童謡文化の普及発展に寄与した個人・団体に贈られる「童謡文化賞」は、福島県・広野町に決まった。
 広野町は唱歌「汽車」のゆかりの地と言われ、童謡「とんぼのめがね」の作詞者・額賀誠志が内科医院を開業していた地である。
 1994年以来「豊かな心を育む交流と文化のまちづくり」として、童謡の振興と世代を越えて歌い継がれる新しい童謡の創造を目指した町づくりに取組み、「ひろの童謡まつり」を開催。これまでに28曲もの新作童謡が誕生している。
 受賞の挨拶に立った遠藤智・広野町長は「多くの人の支えがあって今回の受賞につながった。改めて感謝したい」と話し、「童謡まつりを大切にして、未来に向けて長く続けていければ」と抱負を述べた。

日本教育新聞

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