知られざる“爆売れ”、その理由は?/インバウンド・観光ビジネス総合展

インバウンド・地域活性 コラム

株式会社トレンドExpress 代表取締役社長 濱野智成氏
株式会社トレンドExpress 代表取締役社長 濱野智成氏 全 2 枚 拡大写真
 しかしただ単にWebに記事を配信すれば売上につながるわけではない。ターゲットのインサイトをしっかり抽出し、どのようなコミュニケーションでアプローチするのかというプランニングコンセプトを立てる必要がある。さらにターゲットにどのようなキーワードがバズや口コミにつながるのかを抽出しなくてはならない。それらを元に記事や動画などのコンテンツを制作することが重要となる。ここまでやってはじめてKOLやSNSを使えば効果的に口コミの拡散につながるというわけだ。

■勝負は旅の前、知ってもらえさえすれば買ってもらえる

 このように自社ブランドや競合ブランド、市場環境のデータを収集・分析しつつ、バズや口コミを誘導できるメディアを選定し口コミを最大化することで、インバウンドやアウトバウンドにつながることがわかる。

 まずそのためには相手に自社ブランドを知ってもらわなければならない。特に中国は偽物が流通している文化があるため、知らない商品イコール偽物だととらえられてしまう可能性が高い。逆にいえば知ってもらえさえすれば買ってもらえるということになる。これこそが“爆買い”“爆売れ”の原動力になるのだ。そのためにも旅前に自社を知ってもらうことが重要だといえる。

 最後に濱野氏は「日本は大きなショールームだととらえています。インバウンド売上の欠点はライフタイムが非常に短いことです。5日間や6日間の滞在期間をどれだけ延ばせるかが重要です。例えば10月に国慶節がありますが、国慶節に来てもらったら次は春節に来てもらう。同じ人でなくても口コミを得た人に来てもらう。あるいは越境ECを使って商品をアウトバウンドで売っていく。このサイクルを回すことができれば外需を取り込んでいけると思います」と話し、「日本は少子高齢化によって人口が減少していき、経済が危ないともいわれています。このインバウンド産業をしっかりと作っていくことが我々の使命だと思います」と力強い言葉を残した。



width=

★毎週月曜発行★
編集部オススメ記事をピックアップ!
HANJO HANJO メールマガジン登録はこちら
  1. «
  2. 1
  3. 2

《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》

編集部おすすめ

特集

PCサイトを見る