時短、手軽! ボトルの液みそ人気/新たな需要喚起

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時短、手軽! ボトルの液みそ人気/新たな需要喚起
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 ボトル入りの液状みそ(液みそ)商品が売れている。容器を握って押し出して使え、みそを溶かす調理工程を省ける。冷蔵庫で収納しやすく、少人数世帯などの支持を集める。主力の箱型容器入り生みその消費低迷が続く中、メーカー各社は新たな需要喚起策として販売を強めている。

 長期の鮮度維持が可能なボトル入りの液みそを発売したのは、マルサンアイ(愛知県岡崎市)。「香りつづく とろける味噌(みそ)」シリーズとして、だし入りの「あわせ」など3種類と「甘味噌だれ」を9月から売り出した。2層構造のボトルでみそが空気に触れず、風味や色を長期間保てる。容器メーカーと共同開発した。消費者は「忙しくても手軽にみそ汁が作れる」「おたまがいらない」などと好評だ。

 1本(410グラム)350円(税別)と、価格は同量の生みそより若干高めだが、「発売初月の販売数量は予定の2・5倍」(同社)で、増産を進める。甘みそだれの半量サイズ(205グラム)も先月、発売。来春には他の種類の小容量タイプをコンビニなどで売り出す予定だ。

 みそメーカーのマルコメ(長野市)は8月から「液みそ 料亭の味」シリーズに、「四種合わせ」タイプを加えた。信州米みそなど4種類のみそを合わせ、だしに北海道産のコンブを使う。

 同社によると、みそを購入するのは主婦や高齢者が多い。「一人世帯など、使用する消費者層が増えた。液みそ市場は広がっている」と確かな手応えをつかむ。

 小売店も液みそ人気に着目。埼玉県中心に展開するスーパーは「売り場を拡大した」と話す。北関東のスーパーでは3年連続で液みその販売が伸び、「売り上げは前年の7%増」とみる。

 全国味噌工業協同組合連合会は「生みその消費量は減少傾向にあるが、小容量で使いやすい液みそタイプは需要の伸びが見込める」と分析する。

ボトルの液みそ人気 時短、手軽 新たな需要喚起

《日本農業新聞》

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