愛妻の日 1月31日/一言添えて あやかり商品 農産物が続々

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愛妻の日 1月31日/一言添えて あやかり商品 農産物が続々
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 妻に感謝を伝えるきっかけにして──。1月31日の「愛妻の日」を、農産物のブランド化や地域振興につなげようと、農家や産地発の“愛妻商品”が続々生まれている。普段は照れくさくてなかなか伝えられない妻への愛や感謝の気持ちを、商品を通して伝えてもらおうと商品名やパッケージにもこだわった。
キャベツでサイダー 群馬県嬬恋村
 “愛妻家の聖地”群馬県嬬恋村も負けていない。特産のキャベツ酢を使ったご当地サイダー「愛妻ダー」を31日から売り出す。

 中心となったのは、村内の農家や飲食店関係者らでつくる「愛妻ブランド開発会議」。愛妻とサイダーを掛け合わせた「愛妻ダー」を作ろうと、2015年に県農業技術センターなどと共同で開発したキャベツ酢を使ったサイダーの商品化を決めた。

 爽やかな酸味と、キャベツのほのかな香りが特徴。開発に関わったキャベツ農家の松本もとみさん(53)は「食事の合間に飲む大人の飲み物としても最高。キャベツ酢とサイダーを混ぜる割合が難しく相当時間がかかったが、納得のいく味と香りが出せた」とPRする。「白い愛妻ダー」と紫キャベツを使用した「赤い愛妻ダー」があり、1本(200ミリリットル)250円(税別)。(ぐんま)
就農支え 感謝を米(こめ)て 埼玉の元営業マン
 関東1都6県の自動車販売店で、成約の特典としてプレゼントしているのが「愛彩米(あいさいまい)」だ。埼玉県のオリジナル品種「彩のかがやき」や「彩のきずな」を5ヘクタールで減農薬栽培する鴻巣市の木村哲男さん(71)が、妻・富江さん(68)への感謝の気持ちを込めて名付けた。

 米袋に大きく「たっぷりと愛情を米(こめ)た 愛彩米」と表示し、化粧箱に入れて販売する。

 木村さんが「愛彩米」と名付けたのは訳がある。本田技研工業の営業マンとして40年働き、単身赴任が長く、家庭のことは妻に任せきりだった。定年退職後、地元で就農することを妻に伝えたところ、富江さんは「私に定年はないの」と猛反発。それでも、手作業で米を選別してくれた富江さんに「ほれ直した」とぽつり。

 その気持ちをストレートに伝えようと「愛妻米」を考えたが、照れくさくて父「愛助」、孫「更彩」の名前から「愛彩米」とした。それでも「妻には苦労をかけてきた。良き相談相手でいつも後押ししてくれる。これまでの感謝の気持ちを伝えたかった」と哲男さん。富江さんも「やっと二人で過ごす時間が増え、第二の人生が始まったよう。ネーミングに最初は驚いたが、うれしかった」と笑顔で話す。

 サラリーマン時代の関係を生かし、自動車販売店に売り込むとネーミングが受けて、自動車の成約特典として人気になった。ホンダカーズ埼玉南(川越市)では車検の早期予約特典に「愛彩米」かビールを選べるが、米の方が人気で2キロ袋が月に60袋出るという。同社事業推進部の菅野葉純さんは「木村さんの愛彩米は減農薬栽培に加え、パッケージに特別感がありプレゼントに最適。ストーリー性もある」とみる。
ハグもぜひ
 産地で愛妻関連商品が登場することについて、日本愛妻家協会の山名清隆事務局長は「愛彩米も愛妻ダーも駄じゃれで笑いにでき、夫婦の会話が弾む。妻に愛を伝えるのに抵抗がある男性は多いだろうが、午後8時9分のハグタイムに妻を抱きしめるなど、愛を育むきっかけにしてほしい」と提案する。

愛妻の日 1月31日 照れくさくても 一言添えて あやかり商品 農産物が続々

《日本農業新聞》

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